輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ひかくしんわがく

比較神話学

高木 敏雄

線上閱讀高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 頁

青空文庫

はじめより天地ありて、密着せしものの剖判するに非ず。無形より形式の啓発するを云うなり。而して、此啓発の最初の原理を神格化して、葦牙彦遅ノ神と云い、其の活動の状をば、有象の文字を以て描写して、葦牙の如く萠え騰れる物に因て云々と云う。此点に関して、紀の一書の云う所、亦た略同じ。天地の初めて判るる時、物あり、葦牙の如く空中に生ず。此に因て化る神の名は、天ノ常立ノ尊、次に可美葦牙彦舅ノ尊。又物あり、浮膏の如く、空中に生ず。此の因て化る神の名は、国ノ常立ノ尊云々。天地の判るると云えるは、語弊あり。天地の判るるに非ずして、混沌の判れて、天地となるなり。空中と云うも亦た、混沌の中の義に解す可し。而して其判るるは、軽上重下の機械的作用に非ずして、啓発原理の作用なり。之を日本古史神話の天地開闢説と云う。

古史神話が、其はじめに於て、天地初発之時、独化三神の自ら化生せしを説き、此に至りて、此神力の活動によりて、起れる、混沌の剖判によりて、天地の形の定まりしを説くは、其記事の順序に於て、甚だ合理的なり。而して此神話に於ても亦た、海洋的分子の存在を、認め得可し。「脂の浮べるが如し」