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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
線上閱讀高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 頁
其をを尋ね行きて見れば、三輪明神の御ほくらの中に入りぬ。其をの残り、三わげ残りければ三わと云、此心とも云えり。
依て思うに、賀茂の神婚説話は、第一式と第二式の中間に立つ者にして、両者の一部を互に結合して、作為せしものなる可し。茲に挙げたる、最後の神婚説話も亦た、其結尾は第一形の説話より、取りたること明なり。日本古史神話に、男性の神と女性の人間との結婚を云うこと、殆んど大物主神に限らる。独り賀茂の場合に於てのみ、他の神に就て物語らるるは、甚だ疑う可し。思うに火雷神の名称は、大物主ノ神の恐る可き性質の一面を、讃美せし者には非ざるか。雄略天皇甞て、三諸山の神の形を見んと欲し、※(「虫+果」、第4水準2-87-59)※(「羸」の「羊」に代えて「虫」、第4水準2-87-91)をして往て促えしむ。※(「虫+果」、第4水準2-87-59)※(「羸」の「羊」に代えて「虫」、第4水準2-87-91)乃ち三諸山に登りて、大蛇を捉えて天皇に示す。天皇畏れて、再び之を放たしめ、名を雷と賜いしことあり。雷は「イカツチ」にして尊称なり。雷神と蛇神とは、其性質互に融通するものの如し。