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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
線上閱讀高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 頁
、第4水準2-91-67)に見えたる一の譬喩に、太陽の呼吸をはじむるや、曙光忽ち死すとあるに等し。かかる条件は、必然的因果関係の智識よりして、甚だ屡ば生ずる者にして、之を「タブー」と称するは、適当ならず。但しかの智の神と心の神との希臘説話は、其成立クロノス並びにツォイスの説話より甚だ新しく、寧ろ哲学的説話と称す可き者にして、其所属全く、一般神話の範囲以外にあり。「タブー」の如きも、必ず其中に何等かの道理を有す可ければ、人類学派の学者たるもの、其名目のみを以て、満足すること無く、少くとも、之を発見せんことを、勉めざる可からずと。
マックス、ミュラーの此弁駁は、唯人類学者の所説の、聊か劃一に失せんとするの傾あるを、非難し得たるに過ぎず。自己の説明の弁護としては、殆んど何等の効力をも有せざるなり。印度日耳曼神話界の、一二の説話を根拠としたる太陽神話説の、夫自身に於ても、既に疑う可くして、一般に通ず可からざるは勿論、希臘神話の神婚説話を以て、単に其最後の発達のみを見て、直ちに之を哲学的説話として、一般神話学の研究の範囲以外に、拉し去りたるが如き、徒らに自己の便宜を図りて、軽卒なる判断を敢てしたるの譏を、免るること能わざるなり。