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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
線上閱讀三遊亭 金馬《江戸前の釣り(えどまえのつり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,910 字 · 214 頁
何であのようにまでして、魚をたくさん釣ろうと思っていたかと、われながら恥ずかしくなる。
日本全国津々浦々に魚釣りの会があり、各会社、各工場、各学校にそれぞれレクリエーションとして、毎月、魚釣りの会を催している。それは運動のためばかりでなく、釣技向上のため、競技会、競争釣り会が行なわれる。それもきょう、このごろ始まったことではない。文政のころの本であるから、今から百三十五年も前、『水中魚論丘釣咄』(岡山鳥著)に、競争釣りのことが書いてある。
もっとも競争心というものは、何も魚釣りばかりのことではない。銃猟、その他一般のスポーツにいたるまで、競技会をやる。運動が第一の目的であるが、勝たねばならぬ。金銭、賞品を得るためではないが、功名、利得を競うようになる。
囲碁、将棋などは、知識によって等級が定められ、一級上の人には何回やっても歯が立たない。それでもその日のからだの調子や周囲の雰囲気などで思わぬ番狂わせがあるそうだ。
競技会は釣技の向上ということが目的であるが、そのほかに海釣りならば、舟宿の宣伝、釣り竿師、釣り道具店の誘客の一つにもなる。
陸釣りでも、土地の観光、私鉄の宣伝と数え出せばきりがない。