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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
線上閱讀三遊亭 金馬《江戸前の釣り(えどまえのつり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,910 字 · 214 頁
また、親戚の高校生の女の子にも、スケートのついでにワカサギ釣りを教えたが、ぼくよりいつもよけいに釣ってしまう。男より指先が器用なためかもしれない。
そも女釣り師の始まりといえば、――というと改まるが、例の神功皇后である。
肥前松浦川でアユを釣り、三韓渡航の運を占ったことはすでに触れたから、そのあとのほうを書こう。
「新羅、高羅、百済」(シラギ、コマ、クダラ)を三年でまわり、「三韓の王は窮したろう」と仰せになった。それを、いつの日からか落語の『らくだの馬さん』は、
「かんかんのきうらいす」
と、間違えた。
物の具のみはばもふえて御凱陣
三年目に九州の宇佐というところへお船が着いた。今でも、日豊線に「宇佐」という駅名が残っている。その間を武内宿禰という人がお付きそい、「武の内、若いとうわさのたつところ」であるが、垂仁、景行、成務、仲哀、応神、仁徳の六朝に仕え、二百四十四年、長生きしたという。
ぼくは明治から大正時代の一円札でお目にかかったことがある。いつみても、白髪の老人である。
「君には九州の宇佐にございます」
さすがは女の君で、「うれしいのう」と仰せになった。