輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

〔『しなしそうとにほん』しょはん〕まえがき

津田左右吉歴史論集

津田 左右吉

線上閱讀津田 左右吉《津田左右吉歴史論集(〔『しなしそうとにほん』しょはん〕まえがき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 79,004 字 · 156 頁

青空文庫

数え年で十八、九の時であったし、そのころの学校も学校であったから、学問というようなことは何もわからなかった。ところが、そのころ博文館から『日本文学全書』というものが出、版元は忘れたが近松や西鶴芭蕉などの廉価な覆刻本もいくらかずつ現われて来たので、そういうものをぼつぼつ読んでいるうちに、学校の講義などよりはその方がずっとおもしろくなった。それからひきつづいて『日本歌学全書』というものも出版せられるようになり、『源氏』の『湖月抄』もオオサカあたりの書林からか出たので、それらをつぎつぎに読んでいった。これは二十五、六年ころのことであったろうか。独りでかってに読んだのだから、わからぬところもあり、誤解していることも多かったであろうが、とにかくこういうようにして、いろいろの古典やエド時代の文学を少しばかりのぞいて見ることができた。宣長の『古訓古事記』や『書紀』の本文を始めて読んだのも同じころであったが、今から思うと、これらは何のことかわからずに読むことだけをしたものらしい。ぼくは日本の古典などの講義をだれからもきいたことがない。シナのも、小学校時代の外は、同様である。