輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ふくざわゆきち

福沢諭吉

高山 毅

線上閱讀高山 毅《福沢諭吉(ふくざわゆきち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 54,555 字 · 109 頁

青空文庫

「みょうなおきゃくさまがいらっしゃいました。」

「どんな人かね。」

「大きなかたで、目はかた目で、ながい刀をさしています。」

「そりゃ、ぶっそうな人のようだが、名はおたずねしたか。」

「はい、おききしましたが、お目にかかればわかるからとおっしゃって……。」

どうも、うすきみがわるいとおもったので、諭吉は、しょうじのすきまから、そっとげんかんのほうをのぞいてみました。すると、そこには、緒方先生のところでいっしょに勉強していたことのある原田水山という友だちがたっているではありませんか。ほっとした諭吉は、げんかんへでていって、おもわず、大きな声で、

「このばかやろう。なぜ、名をいわなかったんだ。こわい思いをさせやがって、ひどいやつだ。」

とどなりつけました。

そのあとで、二人は大わらいをしましたが、西洋の学問をしていた人々は、いつも、こんな思いをくりかえしていたのです。まことに、あぶない世の中でした。それとどうじに、日本の国も、ひじょうにあぶないせとぎわにたたされていました。

外国人をおいはらえという人々は、ちょっとしたことがあると、すぐ外国人をきりころすようならんぼうをしました。