輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

わたしのけいかしたがくせいじだい

私の経過した学生時代

夏目 漱石

線上閱讀夏目 漱石《私の経過した学生時代(わたしのけいかしたがくせいじだい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 5,107 字 · 10 頁

青空文庫

そうこうしている中に予科三年位から漸々解るようになって来たのである。

私は又数学に就ても非常に苦しめられたもので、数学の時間にはボールドの前に引き出されて、その儘一時間位立往生したようなことがよくあった。

これは、大学予備門の入学試験に応じた時のことであるが、確か数学だけは隣の人に見せて貰ったのか、それともこっそり見たのか、まアそんなことをして試験は漸っと済したが、可笑しいのは此の時のことで、私は無事に入学を許されたにも関らず、その見せて呉れた方の男は、可哀想にも不首尾に終って了った。

四

成立学舎では、凡そ一年程も通ったが、その翌年大学予備門の入学試験を受けて見ると、前いうたようにうまく及第した。丁度それが十七歳頃であったと思う。

一寸ここで、此の頃の予備門に就て話して置くが、始め予備門の方の年数が四カ年、大学の方が四カ年、都合大学を出るまでには八年間を要することになっていたが、私の入学する前後はその規定は変じて、大学三年、予備門五年と云うことになった。結局総体の年数から云えば前と聊か変りはないが、予備門丈けでいうと、一年年数が殖えたことになり、その予備門五年をも亦二つに分ち、予科三年、本科二年という順序でした。