輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん

空中漂流一週間

海野 十三

線上閱讀海野 十三《空中漂流一週間(くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 17,324 字 · 35 頁

青空文庫

これをごらん下さい。自分は警防団に入りました。原隊復帰が許されるまで、警防団で働くつもりであります」

「そうか、それはよかった」

と、田毎大尉ははじめて合点のいった顔である。

「それで部署は、どういうところか」

大尉としては、やはり元の部下の「火の玉」少尉の部署のことまで気にかかるのであった。

「はい、監視班です」

「ほう、監視班とは、なるほどこれはいいところへ配属されたものだ。『火の玉』少尉の監視哨では勿体ないくらいのものだ」

田毎大尉は本当のことをいった。

「そんなことはありません」

と六条は、言下に「火の玉」少尉らしい活溌な口調でうち消して、

「今日ほど、監視哨の仕事が重大であり、そして困難を伴っていたことは、未だかつてなかったのです。ソ連極東軍の重爆隊は、今夜にも翼をはって帝都の空を襲うかもしれない情勢であります。自分は今夜から、任務につく決心であります」

「ふーむ、任務につくといって、どうするのか」

「はい、気球に乗ることになっています」

「なに、気球に乗る。どんな気球に乗って、なにをするのか」

田毎大尉は、「火の玉」少尉が気球に乗るなどといいだしたので、少々おどろいた。