輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
線上閱讀谷崎 潤一郎《細雪(ささめゆき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 194,628 字 · 371 頁
にそう書いてやったが、雪子の方へは少し細々と、今度の会は故師匠の追善と云う名目なのであるが、こう云う催しも時局への遠慮から追い追い困難になるらしいので、今のうちに一遍見て置いたらどうかと云うこと、こいさんも、何分急な話ではあり、あれきり稽古を怠ってもいるので、一往辞退したのだけれども、これきり当分舞う折もないことを思い、且は亡きお師匠さんへの供養でもあると思って承諾したような訳であること、だから今度を外すと、もうこいさんの舞を見る機会もないであろうこと、そんな事情で、こいさんの出し物はとても新しいものを準備する時日がないので、去年手がけた「雪」を、又大急ぎで稽古して出すことにしたこと、衣裳だけはこの前のものを使う訳にも行かないので、去年あたしが小槌屋で染めさせたあの小紋、あれならお誂え向きであるから、あれを着せることにしたこと、こいさんの稽古を見てくれる人は、故師匠の高弟で、大阪の新町に稽古場を持っている「さく以年」と云う人であること、それやこれやで、こいさんはこのところ毎日新町へ稽古に通うやら、帰って来ると私に地を弾かしてもう一度おさらいをするやら、その間に仕事部屋へも詰めるやら、相変らずの活躍を続けていること、私も毎日地を弾かされるので忙しいが、「雪」