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ぜったいむじゅんてきじこどういつ

絶対矛盾的自己同一

西田 幾多郎

線上閱讀西田 幾多郎《絶対矛盾的自己同一(ぜったいむじゅんてきじこどういつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 50,000 字 · 99 頁

青空文庫

多と一との矛盾的自己同一的一般者、いわゆる弁証法的一般者の自己限定として、作られたものから作るものへと、ポイエシス的に、行為的直観的に実在を把握し行く所に、客観的知識が成立するのである(真の具体的一般者とは個物を含むものでなければならない、場所的でなければならない)。行為的直観の過程というのは、かかる具体的一般者の自己限定として具体的論理の過程でなければならない。帰納法的知識即ち科学的知識というのは、かかる過程によって成立するのである。

上にいった如く、すべて我々の行為は行為的直観的に起るのである、個物が世界を映すから起るのである(故に表現作用的である)。我々の知識作用というも、何処までも歴史的行為として見られねばならない。如何にそれが抽象論理的と考えられても、客観的認識であるかぎり、ポイエシス的に、行為的直観的に物を把握するという立場を離れない。無論それは矛盾的自己同一的現在の自己限定として何処までも論理的に自己自身を媒介すべきはいうまでもない。我々が何処までも個物的であり、知識が客観的であればあるほど、爾いうことができる。従来の認識論においては、認識作用を歴史的世界においての歴史的形成作用として、即ちその全過程において考えていない。