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ぜったいむじゅんてきじこどういつ

絶対矛盾的自己同一

西田 幾多郎

線上閱讀西田 幾多郎《絶対矛盾的自己同一(ぜったいむじゅんてきじこどういつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 50,000 字 · 99 頁

青空文庫

過去というものがなければ未来はない。我々の行為には、何処までも過去が基とならなければならない。決定せられたものからという立場からは、我々の行為は抽象論理的でなければならない。矛盾的自己同一的世界が何処までも行為的直観的に我々に臨むということは、抽象論理的に我々を動かすことが含まれていなければならない。しかしそれは何処までも絶対矛盾的自己同一的現在においての過去として、形成作用的に然るのである。具体的論理は矛盾的自己同一的現在の自己形成として、抽象論理を媒介とするが、抽象論理は具体的論理の媒介として、論理の意義を有するのである。然らざれば単なる形式たるに過ぎない。

私の行為的直観的に実在を把握するというのは、抽象論理を媒介とせないというのではなく、我々が矛盾的自己同一的世界の形成要素として個物的であり、創造的であればあるほど、絶対矛盾的自己同一的現在において行為的直観的に与えられるものは、論理的に我々を動かすものでなければならない。而して世界が何処までも矛盾的自己同一的に自己自身を形成するのが、具体的論理である。かかる意味において、芸術も具体的論理的である。