輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しぜんかいのしまもよう

自然界の縞模様

寺田 寅彦

線上閱讀寺田 寅彦《自然界の縞模様(しぜんかいのしまもよう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 11,541 字 · 23 頁

青空文庫

の放射線状の縞を成すは周知のことで、この場合は、濃度差による対流渦の結果であることは疑いもないことであろう。

対流渦による波状雲のことは今さら述べるまでもないが、これに類似の縞は、近ごろ「墨流し」の実験をしているときに、最初表面に浮かんだ墨汁の層が、時がたつに従って下層の水中に沈む場合にもかなりきれいに発達するのを見ることができた。

もう一つ対流渦による週期的現象で珍しいのは「構造土」と名づけられるもので、たとえば乗鞍岳頂上の鶴が池、亀が池のほとりにできる、土砂と岩礫による亀甲模様や縞模様である(1)。これは従来からも対流渦によるものとはされていたが、実際の生成機巧についてはいろいろ想像説があるに過ぎなかった。近ごろ理学士藤野米吉君が、液の代わりに製菓用のさらし餡を水で練ったものの層に熱対流を起こさせる実験を進めた結果、よほどまで、上記自然現象の機巧の説明に関する具体的な資料を得たようである。またこれによって乳房状積雲とはなはだしく似た形態も模倣することができた。

(1) これについてはかつて藤原博士が地理学評論誌上で論ぜられた事がある。

以上のものとは少し違った部類のものであるが、氷柱や鐘乳石が簡単な円錐形または紡錘形となる代わりに、どうかすると、表面に週期的の皺を生じ、その縦断面の輪郭が波形となること