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しきもうけんさひょうのはなし

色盲検査表の話

石原 忍

線上閱讀石原 忍《色盲検査表の話(しきもうけんさひょうのはなし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 4,009 字 · 8 頁

青空文庫

それが大正七年のことでした。

その後しばらくの間は何の反響もなかったのですが、そのうちにまず北欧スカンジナビア諸国においてその真価が認められ、ぽつぽつ註文が来るようになり、大正十二年には北欧諸国の船員及び鉄道員の色神検査法を定める会議で、マイスリング氏の原案として燈火による検査法と石原検査法(場合によりスチルリング氏検査表)を使用すべきことが提議されました。またその翌年北米合衆国のジョンス・ホプキンス大学のクラークという女のドクトルが「色盲の石原検査法」という標題で論文を発表して、私の表とエドリッジ・グリーン氏表とスチルリング氏表とを比較研究した結果、私の表が最も卓越していることを述べ、石原表の第五表一枚が他の二つの検査表のすべてを合せたものよりも一層良好であると書いて、最後に『本表は一時米国へも来たが、昨今は全く品切になってその代りに甚だ良くないスチルリング氏表が売られている。この論文は石原表における興味と、その功績の尊重とを鼓吹せんがために書かれたもので、かくの如き優秀なる検査表が一般に用いられるに至るのは当然で、かつわが米国内でも容易に手に入れることができるようにされなければならぬ』