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はですがたまんねんわかしゅ
艶容万年若衆
三上 於菟吉
線上閱讀三上 於菟吉《艶容万年若衆(はですがたまんねんわかしゅ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 33,800 字 · 67 頁
「今宵は折あしく、のっぴきならぬ所用があって、鳥渡其処まで行きます途中、何れ明日にも参上いたし、御用の趣きも承り、且つは久々にての御物語もお聴致し度う存じまする……」
「今宵は何ぞ用があると仰せらるるか」
露月は失望したように、
「なれどもそれは今夜に限った用でもあるまい。わしの用事は今夜に限るのじゃ――呉羽之介どの。拙者は此度九国への遍歴を思い立ち、素より絵かきの気楽な境涯も早親兄への暇乞も済まし、其方と今宵語り明して、明朝直ちに発足なそうと、御覧ぜられえ、此の通り旅の姿をいたして居る。遠い九国への旅立なれば、帰るのが何年になるやら、……まずまず今宵は拙者のために、貴用をのばしてくられよ」
見れば成程割羽織に草鞋はばき、両刀に鞘袋をかけた旅装でした。呉羽之介は振放しかねて、
「それはそれは。九国とはまた遠国へ……イヤナニ此方の用事は使で断わりましてもよろしいこと。それではこれより手前の住居へ、直ちにお伴いたしましょう」
やがて両人は小梅の隠家へ着いて、呉羽之介は客人をおのが居間へと招じ上げ、それから茶が出る酒肴が出ます。
暫しすると、かの露月は、何やら事ありげに呉羽之介を眺めつつ