輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

はなふぶき

花吹雪

太宰 治

線上閱讀太宰 治《花吹雪(はなふぶき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 16,945 字 · 33 頁

青空文庫

後悔の味も、やめられぬものと見えたり。

六、妬むにはあらねど、いかなるわけか、成功者の悪口を言う傾向あり。

七、「サヨナラだけが人生だ」という先輩の詩句を口ずさみて酔泣きせし事あり。

八、他をも恨めども、自らを恨むこと我より甚しきはあるまじ。

九、起きてみつ寝てみつ胸中に恋慕の情絶える事無し。されども、すべて淡き空想に終るなり。およそ婦女子にもてざる事、わが右に出ずる者はあるまじ。顔面の大きすぎる故か。げせぬ事なり。やむなく我は堅人を装わんとす。

十、数奇好み無からんと欲するも得ざるなり。美酒を好む。濁酒も辞せず。

十一、わが居宅は六畳、四畳半、三畳の三部屋なり。いま一部屋欲しと思わぬわけにもあらず。子供の騒ぎ廻る部屋にて仕事をするはいたく難儀にして、引越そうか、とふっと思う事あれども、わが前途の収入も心細ければ、また、無類のおっくうがりの男なれば、すべて沙汰やみとなるなり。一部屋欲しと思う心はたしかにあり。居宅に望なき人の心境とはおのずから万里の距離あり。

十二、あながち美食を好むにはあらねど、きょうのおかずは? と一個の男子が、台所に向って問を発せし事あるを告白す。