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ちゃやしらずものがたり

茶屋知らず物語

岡本 かの子

線上閱讀岡本 かの子《茶屋知らず物語(ちゃやしらずものがたり)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 3,346 字 · 7 頁

青空文庫

また、二人の様子の、こどもの無邪気さに見えていながら、吹抜けてからっとした態度には、実に何もかも知り尽していながらわざと愚を装っているのではあるまいかと疑われるような奥底の知れない薄気味悪いものを感じまして、何も今更、自分等が職業にしているような普通人に魅力に感ぜられるものを、これ等の達人に与えて見せたところで、何だ、これしきのものかと一笑に附されるばかりでなく、あべこべに浅ましいこちらの腹の底まで読み取られそうな気がして、どう待遇したものか、四郎兵衛は思案に暮れていました。

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「いや驚くほど美しい娘さんたちだ。揃いも揃って斯ういう娘さんがたを持たれた御主人は親御としてさぞ嬉しいことであろうな」