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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 189,935 字 · 379 頁
事はねえよ」
清「それは然う云ったって仕様がねえ、どうせ年頃の者に固くべえ云ったっていかねえ、お前だって此処え縁付いて来るのに見合から仕て、婚礼したじゃアねえ、彼を知ってるのは私ばかりだ、十七の時だね、十夜の帰りがけにそれ芋畠に二人立ってたろう」
母「止せ……汝まで其様ことをいうから娘がいう事を肯かねえ、宜く考えて見ろよ、熊ヶ谷石原の忰を家へよばる都合になって居るじゃアねえか、親父のいた時から決っているわけじゃアねえか、それが今情夫を連れて逃げて来やアがって、親が得心で匿まって置いたら、石原の舎弟や親達に済むかよ」
清「おゝ違えねえ、是は済まねえ」
母「済まねえだって、汝は何もかも知っていながら、彼の娘を連れて来て、足踏みをさせて済むかよ、只た今追出してしめえ、汝ア幾歳になる、頭ア禿らかしてよ、女親だけに子に甘く、義理人情を考えねえで入れたと、石原へ聞えて済むか、汝も一緒に出て往け」
清「私が色事をしやアしめえし、出される訳はねえ、実ア私も家へ入れめえとは考えたけれども、お侍さんが如何にも優しげな人で、色が白いたって彼様のはねえ、私ア白っ子かと思えやした、一体お侍なんてえ者は田舎へ来れば、こら百姓……なんて威張るだが、私のような者に手を下げて、心得違えをして屋敷を出ましたが、他に知って居る