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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
線上閱讀三遊亭 円朝《菊模様皿山奇談(きくもようさらやまきだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 189,935 字 · 379 頁
紋「うむ、神原五郎治か……彼は嫌いな奴じゃが、此処へ通せ」
喜「畏りましてございます……若殿がお会いが有りますから、これへ直に」
と中田千股という人が取次ぎますと、結構な蒔絵のお台の上へ、錦手の結構な蓋物へ水飴を入れたのを、すうっと持って参り、
喜「お上屋敷からのお遣い物で」
とお枕元に置く。お次の隔を開けて両手を支え、
五「はア」
と慇懃に辞儀をする。
五「神原五郎治で、長の御不快蔭ながら心配致して居りました、また上に置かせられてもお聞き及びの通り御病中ゆえ、碌々お訪ね申さんが、予の病気より梅の御殿の方が案じられると折々仰せられます、今日は御病気伺いとして御名代に罷り出ました、是れは水飴でございますが、夜分になりますとお咳が出ますとのこと、其の咳を防ぎますのは水飴が宜しいとのことで、これは極製の水飴で、これを召上れば宜くお眠られます、上が殊の外御心配なされ、お心を入れさせられし御品、早々召上られますように」
紋「うむ五郎治、あゝ予の病気は大した事はない、未だ壮年の身で、少し位の病魔に負けるような事はない、快い時は縁側ぐらいは歩くが、只お案じ申上げる