輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
はなしにきいたこんどういさみ
話に聞いた近藤勇
三田村 鳶魚
線上閱讀三田村 鳶魚《話に聞いた近藤勇(はなしにきいたこんどういさみ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 7,503 字 · 15 頁
ただぶらぶらしているものということではない。この差別は、幕末においては、ほとんど滅茶苦茶になっておりまして、誰でも構わず刀をさして、浪人ともいえば浪士ともいうありさまであったのです。清河が集めた浪士と申したところが、やはり浪士・浪人の区別はないので、百姓もあれば神主もあり、博奕打もある。小泥坊さえあったのであります。従来刀をさしていなかった者どもが、この募集に応じて、はじめて刀をさすというものも大分ありました。清河八郎はその発頭人でありましたが、その人も武士ではなくって、奥州の百姓の子でありました。ですから藩というような足溜りもなく、殿様という背景もないので、志を当世にほしいままにしようとしてもやり方がない。そこで幕府を道具にして、自分の考えを世の中に行おうという腹なのです。それからまた、当時尊王攘夷論、これは幕臣のうちにも、諸大名の手を借りずに幕府自身攘夷を決行すれば、それでよろしいのである。そうすれば何も諸大名から騒がれるようなことはない。幕府の当局があまり因循姑息だから攘夷が出来ないのだ、と考えているものもありました。そういう機会でありましたから、清河は攘夷論をもって、幕府側に割り込んでゆこうとする。