輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

にんしきろんとはなにか

認識論とは何か

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《認識論とは何か(にんしきろんとはなにか)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 58,432 字 · 116 頁

青空文庫

と呼ぶわけなのである。この際文化は主観的な何物かの表現であると考えられている。この云い表わし方の習慣は、そのものとして意味を有っている。文化がただの自然と異る所以は、それが人間主観の作為と仕事とを媒介とするからである。自然物が文化内容というレッテルを受け取る場合、このレッテルだけを取って見れば実在ではなくて意味的なものでしかなく、意識や何かと同じ世界秩序のものだろう。従ってそういう文化というレッテルの貼られたものを、意味の客観化されたものという意味で、生命の表現、という風に呼んだことも、勿論それだけとしては間違いではない。

ただ問題なのは、自然が文化となるのは、勿論自然が文化というレッテル自身に変ることではないのだ。文化は自然そのものが或る人生的な意味を有ったものであり、人生的な意味を持った自然自身なのだ。処がこの自然そのものは、勿論尋常な意味では何等かの主観的観念的なものの所産でも表出でもない。だから文化も亦、之を単に内部的なものの外化とか、主観的なものの客観化とか、観念的なものの実在化とか、そういう意識の表現の類として片づけることは出来ない。