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どくしょほう

読書法

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《読書法(どくしょほう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 130,289 字 · 257 頁

青空文庫

フューシスにぞくする人間こそは個人であり、之にして、初めて人間的なものを抑えつける超人間的な社会に真に、反逆し得るというのだ。そして之が現代の生きたヒューマニズムであろうと云う。

「自己を滅却した謙虚な人間が出来上った人間或は完成した人間の姿として、個人主義者という言葉は非難の言葉として通用する。」だが「自己に対する厚き信頼、傲慢、自尊の如きを欠いて生ずる思想があるであろうか。」『社会と個人』の著者である清水氏のモラリストらしい既成常識批判の一端を之で知ることが出来るが、この個人主義的主張は、一方現代の封建主義的な全体主義に向けられていると共に、他方かつての擬似マルクス主義的な個人否定主義の如きものにも向けられている。之が現代のインテリゲンチャの常識とよく一致していることを注意しなくてはならぬ。

社会と個人との対立は、この本ではノモス(法則)とフューシス(自然)との対立として、一つの一般的な原則にまで高められている。そして之がこの著書を一貫する分析のメカニズムとなっている。超人間的なもの・対・人間個人が夫であったが、悪も亦ノモスの否定を指すものとして、或る種の評価を受ける。