輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
どくしょほう
読書法
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《読書法(どくしょほう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 130,289 字 · 257 頁
その個処々々に於ける著者の注がみずから之を訂正しているのでも判る。そして著者は、序篇の時代に於けるマッハ主義的な見解を、現在の立場に立って、注に於てみずから指摘している。つまり博士は序篇時代から本篇時代に移ることによって、社会科学というものの観念と唯物論に立つカテゴリーとを獲得したことを、特に明示している。博士が専門家としてと共に言論家として、威力を頓に加えるに至ったのは全くここに由来するだろう。
私個人の関心からすれば、本書のいくつかの論文には思い出の深いものがある。学生の頃に読んで頭に残っているものもある。又世間の多くの人は、最近の博士の有名な論策のいくつかをここで読み合わせることが出来るだろう。――最後にただ一つ私の気にかかる点がある。それは数学教育の問題を一旦別として、博士は日本に於ける教育家或いは師範教育乃至師範的教育に対して、どういう社会的批判の態度を取っているのであろうか。アレキサンドリア的学者と共に、先生的イデオローグも亦、科学的精神の敵であることを私は痛感しているので、この点博士の意見に期待する処が大きい。
(一九三七年七月・岩波書店版・四六判・三四八頁・定価一円八〇銭)