輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
線上閱讀鈴木 三重吉《鈴木三重吉童話集(ぶくぶくながながひのめこぞう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 58,287 字 · 119 頁
そんなことで、三日目の今夜、また王女がしくじったら、たった一人の王女を、どこのだれとも分らない、あの若ものに取られてしまうのですから、王さまも、これはゆだんがならないとお思いになりました。
それで王女をこっそりとおよびになって、
「今晩は魔法のおくの手をすっかり出して、かならずにげ出しておくれ。もし、しくじったら、おまえもただではおかないぞ。」ときびしくお言いわたしになりました。
王女は、
「かしこまりました。今晩こそは、きっとあの人たちをまかしてやります。」と言いました。
その間に、王子はまたぶくぶくと長々と火の目小僧の三人をあつめて、今晩の手くばりをきめました。
「ではしっかりたのむよ。下手をすると、私ばかりではない、おまえたち三人のくびもとぶのだよ。」と、王子は笑いながらこう言いました。長々たち三人は、
「なに、だいじょうぶでございます。」と、すましていました。
そのうちにすっかり日がくれました。
王子はそれと一しょに、王女のお部屋へいって、昨夜と同じように、王女と向き合っていすにかけました。
王子はもう今晩こそは、どんなことがあっても眠らないつもりで、息をのんで番をしていました。