輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
せきぼくじょうそうぎょうきじ
関牧塲創業記事
関 寛
線上閱讀関 寛《関牧塲創業記事(せきぼくじょうそうぎょうきじ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 20,461 字 · 40 頁
(現今クンベツ)且つ行く処として倒れたる大樹ありて、其上を飛越え、或は曲り或は迂回する等は、迚も言語を以て語り筆紙を以て尽すべからざるあり。亦一の驚きたるあり、オヨチにては蝮多くして、倒れ木の上に丸くなりて一処に六七個あるあり。諸方にて多く見たり。其度毎にゾッとして全身粟起するを覚えたり。
平坦地を通り過ぐるの処に密林あり、湿地あり、小川あり。其傍らに蕗の多く生えたるあり。蕗葉は直径六七尺、高さ或は丈余なるあり。馬上にて其蕗の葉に手の届かざるあり。試に携うる処の蝙蝠傘を以て比するに、其大さは倍なり。此れより川を渉りて原野に出でたり。(今の伏古丹)。行く事十丁ばかりにして湿地あり、馬脚を没し馬腹に至る。近傍の地には蘆を生じ、其高さは予が馬上にあるの頭を掩うあり。此れを過ぎ、東には川を隔てて密樹あるの山あるを見る。亦平坦の地に至る。西には樹木の生ずる山あり。北には樹木無く、平坦なるの高き地に緑草の繁茂するを見たり。更に能く凝視するに馬匹をつなぐ「ワク」あるを覚えたり。故に偶然に此れ我牧塲なるかと思いつつ、更に北に向うて進むに、一の広き湿地あり。馬脚は膝を没するも馬腹に至らず。