輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
とうぎゅう
闘牛
野上 豊一郎
線上閱讀野上 豊一郎《闘牛(とうぎゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 8,037 字 · 16 頁
まだいろいろ書いてあったけれども細かいことはわからなかった。
食卓でその話が出ると、主人の矢野公使はエスパーニャの事なら何でも知っていて、オルテガというのは老ベルモンテと並んで当代一流の闘牛士であるが、老ベルモンテは此の間イタリアからチアノ伯が訪問した時、老躯を提げて唯一人で猛牛に立ち向い、すべての役を一人で演じて仕止めた。今度サン・セバスティアンに来るベルモンテはその息子で、若くて色男で人気者だ、ということだった。闘牛士はエスパーニャでは一種の国民的偶像であり、その人気と収入は大したもので(イバーニェスに拠ると、年収二十万ペセタから、三十万ペセタに上るそうだ)、へたな国務長官などの及ぶ所ではなく、演技は冬を除いて一年中行われ、本来セヴィーヤが本場で、其処で復活祭の季節に始まり、十一月まで各地を巡業して歩く。どこの都市でも闘牛場を持たない所はなく、男も女も争って見に行き、貧乏人は着物を質に置いても見に行くということである。折よくサン・セバスティアンに来たのは、サン・セバスティアンは北の海岸の避暑地で、其処では夏の季節が選ばれるからであった。
話の結論として、矢野氏は初日の午後私たちを案内してくれることになった。