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かまをきずいてしりえたこと
魯山人陶説
北大路 魯山人
線上閱讀北大路 魯山人《魯山人陶説(かまをきずいてしりえたこと)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 46,780 字 · 98 頁
陶器のことを親切に説明した人に、この間逝くなった大河内正敏さん、高橋箒庵などという人があります。親切にこまごまと説明してありますが、製陶の経験をお持ちになっておられないものですから、私から言いますと、ああいう人たちの臆測は往々歯がゆい結果になることがあります。その点が私どもの少し頼みにしているところなので、製陶といってもいろいろな陶種を研究してみますと、古い昔の作品を見るのに便利なことがたくさんあります。たとえば釉薬ですが、今田中さんが話しておられたことで、たいへん勉強したのですが、灰を掛けるとか、釉薬のことになって来ると、製陶経験がないために怪しくなって来るのです。
「それはこうならなくてはならぬのだよ」と言いたいことがたくさん発見されます。あれだけ熱心であり、茶道具の品評をたくさん書いたり、『大正名器鑑』をつくったりして説明した大河内子爵とか高橋箒庵などという人でも、悲しいかな製陶経験がないために、うんと行き届いた陶器の見方とか、あり方を表現するにはちょっと不自由なのです。そこでこちらは意を強うしました次第で、三十数年の作陶研究の体験で、長次郎を見ましても、光悦を見ましても、少し見方が違うと思うのです。