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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
婆「孝助様どうかお目を掛けられて下さいまし、お嬢様孝助様が入らっしゃいましたよ、アレマア真赤に成って、今まで貴方が御苦労をなすったお方じゃアありませんか、孝助様がお出でに成ったらお怨を云うと仰しゃったに、唯真赤に成ってお尻で御挨拶なすってはいけません」
孝「お暇を申します」
と挨拶をして主人の所へ参り、
孝「一旦御用を達して、早く済みましたら又上ります」
相「困ったねえ、暗くなったが何が有るかえ」
孝「何がとは」
相「何サ提灯があるかえ」
孝「提灯は持って居ります」
相「何が無いと困るがあるかえ、何サ蝋燭があるかえ、何有るとえ、そんなら宜しい」
孝助は暇乞をして相川の邸を立出で、大曲りの方を通れば、前に申した三人が待伏をして居るのだが、孝助の運が強かったと見え、隆慶橋を渡り、軽子坂から邸へ帰って来た。
孝「只今帰りました」
というからお國は驚いた。なんでも今頃は孝助が大曲り辺で、三人の中間に真鍮巻の木刀で打たれて殺されたろうと思っている所へ、平常の通りで帰って来たから、
國「おや/\どうして帰ったえ」
孝「貴方様がお居間の御用があるから帰れと仰しゃったから帰って参りました」