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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
処が、少なくも禄のある所へ養子にくるのだから土産がなくてはおかしいと云うので、免許か目録の書付を握って来る気だろう、それに違いない、あゝ感服、自分を卑下した所が偉いねえ」
孝「殿様、私は一寸お屋敷へ帰って参ります」
相「行くのは御主用だから仕方がないが、何もないが一寸御膳を上げます少し待ってお呉れ、善藏まだか、長いのう、だが孝助殿、又直に帰って来るだろうが主用だから来られないかも知れないから、一寸奥の六畳へ行って徳に逢ってやっておくれ、徳が今日はお白粉を粧けて待っていたのだから、お前に逢わないと粧けたお白粉が徒になってしまう」
飯「そう仰しゃると孝助が間をわるがります」
相「兎に角アレサどうか一寸逢わせて」
飯「孝助あゝ仰しゃるものだから一寸お嬢様にお目通りして参れ、まだ此方へ来ない間は、手前は飯島の家来孝助だ、相川のお嬢様の所へ御病気見舞に行くのだ、何をうじ/\している、お嬢様の御病気を伺って参れ」
といわれ孝助は間を悪がってへい/\云っていると、
婆「此方へどうぞ、御案内を致します」
とお徳の部屋へ連れて来る。
孝「これはお嬢様長らく御不快の処、御様子は如何様でございますか、お見舞を申し上げます」