Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

ja-reading.com

Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.

まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

Read 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) by 海野 十三 (うんのじゅうざ) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.

N2 · advanced · modern kanji and kana · 20,245 characters · 41 screens

Aozora Bunko

あははは」

青木学士は、べつにおどろいた風でもなく、なぜか、からからとわらいました。

豆潜水艇は、どこへいく?

次ぎの日に、海上において、おどろくべき事件がおころうとは、春夫はもちろん、青木学士さえも、しらなかったのでありました。

ねむりにつく

「春夫君。君はもうねたまえ」

と、青木学士がいいました。

「まだねむくありませんよ。それにこの豆潜水艇には、まだいろいろ用事がのこっているのでしょう。ぼくも手つだいますよ」

春夫少年は、防毒面の中から、二つの目をくるくるうごかして言いました。

「いや、君はねたまえ。明日になったら、また、うんとはたらいてもらう用事ができるから、今夜はもうねたまえ」

青木学士が、しきりに春夫少年にやすむようすすめました。

「じゃあねますが、この豆潜水艇に、なにかかわったことがあれば、すぐおこしてくださいね。ぼくだって、これでなかなか役にたちますよ。航海のことは、海洋少年団にいたとき、一通りならったのですからね」

「わかったわかった。早くねたまえ」

そこで春夫少年は、すこしきゅうくつですが、防毒面をかぶったまま、きかいときかいの間に毛布をしいて、その中にもぐりこみました。