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ちゅうせいのぶんがくでんとう
中世の文学伝統
風巻 景次郎
Read 中世の文学伝統 (ちゅうせいのぶんがくでんとう) by 風巻 景次郎 (かざまきけいじろう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 115,977 characters · 230 screens
一
の喪失の警告、「詩」を培うものとしての漢詩、漢詩と和歌との融合
十一 為家
十二 二条・京極・冷泉三家の分立、持明院統と大覚寺統、分立の意義、為世歌論の保守主義、為兼歌論の新鮮さ、『玉葉』の歌と『新後撰』『続千載』の歌と
十三 吉野朝時代の勅撰和歌集
十四 鎌倉末この方の自然観照、天象が景色の重要な要素となる、『玉葉』『風雅』の叙景歌の功績、頓阿の歌、牧渓水墨山水に触れた心
十五 宗良親王、『新葉集』
十六 室町時代に歌は芸術であることをやめ始める、今川了俊、正徹、尭孝、飛鳥井雅世、正徹の論理と尭孝の理論、正徹と尭孝との定家の立て方
十七 東常縁、老年の定家を立てて『新古今集』を排斥する、宗祇、古今伝授
十八 歌道はまさに消えようとしていた、結語
一
草木のさやぎにも神の声が聞かれた遠い古の代から、歌は神や人とともにあった。もちろん私どもの祖先は、いまだ文字を使っておらなかったから、その歌はもっぱら口承されてうたわれたものであった。それにまた、それらの歌はいずれも生活の中から生れたものであって、年中行事や祭儀や労働と素朴に結びついており、むしろその一部だといってよかったから、異民族の歌の魔力がしのび込む余地は全くないといってよかった。