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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
ようにお守り下されまし」
と生きたる主人に物云う如く恭しく拝を遂げましてから、新幡随院の玄関に掛りまして、
「お頼み申します/\」
取次「どウれ、はア何方からお出でだな」
孝「手前は元牛込の飯島平左衞門の家来孝助と申す者でございますが、此の度主人の年囘を致したき心得で墓参りを致しましたが、方丈様御在寺なればお目通りを願いとう存じます」
取「さようですか、暫くお控えなさい」
と是から奥へ取次ぎますると、此方へお通し申せという事ゆえ、孝助は案内に連られ奥へ通りますると、良石和尚は年五十五歳、道心堅固の智識にて大悟徹底致し、寂寞と坐蒲団の上に坐っておりまするが、道力自然に表に現われ、孝助は頭がひとりでに下がるような事で、
孝「これは方丈様には初めてお目にかゝりまする、手前事は相川孝助と申す者でございますが、当年は旧主人飯島平左衞門の一周忌の年囘に当る事ゆえ、一度江戸表へ立帰りましたが、爰に金子五両ございまするが、これにて宜しく御法事御供養を願いとう存じます」
良「はい、初めまして、まアこっちへ来なさい、これはまア感心な事で…コレ茶を進ぜい…お前さんが飯島の御家来孝助殿か、立派なお人でよい