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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
のですが、何方が悪いかとくと貴方の胸に聞いて御覧遊ばせ、私は御当家様の家来でございます、無闇に斬っては済みますまい」
源「汝の様な汚れた奴を斬るかえ、打殺してしまうわ、何か棒はありませんか」
國「此処にあります」
とお國が重籐の弓の折を取出し、源次郎に渡す。
孝「貴方様、左様な御無理な事をして、私のような虚弱い身体に疵でも出来ましては御奉公が勤まりません」
源「えい手前疑ぐるならば表向きに云えよ、何を証拠に左様なことを申す、其のくらいならなぜお國殿と枕を並べている処へ踏み込まん、拙者は御主人から頼まれたから参ったのだ、憎い奴め」
と云いながらはたと打つ。
孝「痛うございます、貴方左様な事を仰しゃっても、篤と胸に聞いて御覧遊ばせ、虚弱い草履取をお打ちなすッて」
源「黙れ」
といいざまヒュウ/\と続け打ちに十二三も打ちのめせば、孝助はヒイ/\と叫びながら、ころ/\と転げ※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)り、さも恨めしげに源次郎の顔を睨む所を、トーンと孝助の月代際を打割ったゆえ黒血がタラ/\と流れる。
源「ぶち殺してもいゝ奴だが、命だけは助けてくれる、向後左様の事を言うと助けては置かぬぞ、お國どの私はもう御当家へは参りません」