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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Read 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 123,879 characters · 246 screens
程だ、どうかあんな奴でも見捨てずに可愛がってやっておくれ、私は直にチョコ/\と隠居して、隅の方へ引込んでしまうから、時々少々ずつ小遣をくれゝばいゝ、それから外に何もお前に譲る物はないが、藤四郎吉光の脇差が有る、拵えは野暮だが、それだけは私の家に付いた物だからお前に譲る積りだ、出世はお前の器量にある」
飯「そういうと孝助が困るよ、孝助も誠に有難い事だが、少し仔細があって、今年一ぱい私の側で奉公したいと云うのが当人の望だから、どうか当年一ぱいは私の手元に置いて、来年の二月に婚礼をする事に致したい、尤も結納だけは今日致して置きます」
相「へい来年の二月では今月が七月だから、七八九十十一十二正二と今から八ヶ月間があるが、八ヶ月では質物でも流れて仕舞うから、余り長いなア」
飯「それは深い訳が有っての事で」
相「成程、あゝ感服だ」
飯「お分りに成りましたか」
相「それだから孝助に娘の惚れるのも尤もだ、娘より私が先へ惚れた、それは斯うでしょう、今年一ぱい貴方のお側で剣術を習い、免許でも取るような腕に成る積りだろう、是れは然うなくてはならない、孝助殿の思うにはなんぼ自分が怜悧でも器量があるにした