Japanese reading practice

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Read 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) by 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.

N2 · advanced · modern kanji and kana · 159,974 characters · 317 screens

Aozora Bunko

此処(こゝ)に寝ているのが亥太郎の親父(おやじ)長藏(ちょうぞう)と申して年六十七になり、頭は悉皆(すっかり)禿げて、白髪の丁髷(ちょんまげ)で、頭痛がすると見え手拭で鉢巻(はちまき)をしているが、時々脱(ぬ)け出すのを手ではめるから桶(おけ)のたがを見たようです。

森「御免なせえ」

長「へえお出(いで)なせえ、何(なん)です長屋なら一番奥の方が一軒明いている、彼所(あすこ)は借手(かりて)がねえようだが、それから四軒目の家(うち)が明いているが、些(ちっ)とばかり造作があるよ」

森「なんだ、長屋を借りに来たのだと思ってらア、旦那お上(あが)んねえ」

文「初めてお目に懸りました、貴方(あなた)が亥太郎さんの御尊父さまですか」

長「へえお出(いで)なさい、誠に有難う、御苦労様です、なに大(たい)したことはありませんが、何(ど)うもお寒くなると腰が突張(つっぱっ)ていけません、奥の金(きん)さんが私(わっち)の懇意のお医者様があるから診て貰ったら宜かろうと云ったから、なアにお医者を頼む程じゃアねえと云っておいたが、それで来ておくんなすった