Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Read 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) by 高山 毅 (たかやまつよし) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 54,555 characters · 109 screens
あるとき、ろしゃ(塩化アンモニウムのべつの名)をつくってみることになりました。それにはまず、アンモニアをつくらなければなりません。アンモニアはほねからとりますが、ほねのかわりに、うまのつめのけずりくずを、たくさんもらってきて、とっくりの中に入れ、外がわに土をぬりました。
また、すやきの大きなかめを買ってきて、しちりんのかわりにし、火をどんどんおこして、その中へ、とっくりを三本も四本も入れて、うちわでバタバタあおぎました。すると、とっくりの口につけたくだのさきから、たらたらと液がながれてきました。これがアンモニアですが、そのくさいこと、くさいこと、塾のせまい庭でやっているのですから、たまりません。
緒方先生のうちのほうでも、気持ちがわるくなって、ごはんもたべられない、ともんくがでました。いやなにおいが着物にしみこんでしまって、夕がた、ふろ屋にいくと、着物ばかりか、からだにまでくさいにおいがしみついていて、みんなからはいやがられるし、いぬさえもほえついてきました。
「このごろ、適塾の書生さんたちは、酒どっくりをちっともかえしてくれないが、どうしてだろう。