Japanese reading practice

Read classic Japanese books with furigana

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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Read 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) by 海野 十三 (うんのじゅうざ) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.

N2 · advanced · modern kanji and kana · 89,025 characters · 178 screens

Aozora Bunko

大爆発

「はい。承知しました」

「よし、あれが手もとにありさえすれば――」

X号は、またしても、悪魔のような恐ろしい笑いを浮かべたのだった。

大爆発

そのころ、武装警官の一隊は、五台のトラックに分乗して、氷室検事といっしょに、この三角岳のふもとに迫っていた。

いよいよ道はのぼり坂になる。一番前を走っている乗用車には、警察署長と氷室検事がのりこんで、一生けんめいに、三角岳の上にそびえる研究所の建物をながめていた。

「すると、あの谷博士は、やっぱりにせ者だったのだね。ぼくもはじめて会った時から、どうも怪しいとにらんでいた」

というのは氷室検事。

「いや、どうも私がうかつで申しわけありませんでした。おかしいおかしいとは思っていたのですが、何しろこのあたりは、メトロポリスとかいう化物地帯で、木が物をいいだしたり、石や机がひとりで動きだしたり、あまり気味がよくないので、警官もこわがって、やって来るのを二の足ふんでいたんです。しかし山形君は、えらい手柄を立てました。これで私も、鼻が高いというものです」

署長は、振りこぶしを鼻の前にあてて、天狗のようなまねをして見せた。その時である。