Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme

Aozora Bunko

「きみ、たのむからね、ぼくに向かってていねいな言葉を使ってくれるなよ、ね、きみは豆腐屋の子、ぼくは雑貨屋の子、同じ商人の子じゃないか、ねえきみ、きみもぼくも同じ小学校にいたときのように対等の友達として交わりたいんだ、きみも学生だからね」

「ああ」

いまにはじめぬ光一のりっぱな態度に、千三はひどく感激した。

「それからね、きみ、きみの塾とぼくの学校と試合をやらないか」

「ああ、だけれども弱いから」

「弱くてもいいよ、おたがいに練習だからね」

「相談してみよう」

「きみはなにをやってるか」

「ぼくはショートだ」

「それがいい、きみは頭がよくて敏捷だから」

「きみは」

「ぼくは今度からピッチャーをやってるんだよ」

「すてきだね」

「なかなかまずいんだよ、手塚はショートだ、あいつはなかなかうまいよ」

その夜千三は塾で一同に相談した。

「やろうやろう」というものがある。

「とてもかなわない」というものもある。議論はいろいろにわかれたが結局安場にきてもらってきめることになった。

安場は翌日やってきた。

「やれやれ、大いにやれ、親から金をもらって洋服を着て学問するやつに強いやつがあるものか、わが校の威風を示すのはこのときだ」