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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

けれども巧く継げなかった。

学校の帰りがけに森川さんの方へ廻った。午後は大概不在だろうと思って行ったら、果して留守だった。どうせ書生はいるだろうと思っていたが、此奴もいない。下女は頻りと洗濯をしていた。乃公は早速薬室へ通った。

絛虫は何れ位長いものかと思って、瓶の中から出して見た。三上山の百足じゃないが、全く長いものだ。室を一周回取巻いても未だ余ってる。絨毯が台なしになった。

骸骨を下そうとしたが、なかなか出ないで困っている所へ何処かの小僧がやって来た。歯が痛いって泣き顔をしている。直ぐ直してやるから少し手伝えと言って、二人がかりで骸骨を診察室の真中へ持ち出した。そして歯は何時から痛いかと聞いたら、昨日からだと言う。乃公はコロロホルムを取って来て、此瓶を嗅いで見ろと言った。奴さん一生懸命に嗅いでいる。少しハンケチへ附けて行けと言っても返事をしない。もう虫歯が直ったのだろう。安心して椅子の上で寝ている。余りコロロホルムの臭がして可厭な心持だから、乃公は帰って来た。

夜になってから森川さんが怒って来た。病家廻りをして帰って見ると小僧と下女が倒れていたそうだ。