Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
主義者出だと聞いたけど……」
あとの文句がいけない。俺はグッと来たので、
「ビリツリ(女郎買い)に行きたいな」
とぼけたが、これは本音でもあった。
「瑠璃光如来を拝みに行きたいよ」
阿弥陀如来とも言うし、単に如来とも言う。女のヤチのことだ。俺は波子の如来を拝みたいという気持でそう言っていた。若紫のヤチは如来なんてものじゃなくて、アカナベでいい。アカ(銅)の鍋は早く熱くなる。それから来たこのアカナベだが、女郎のヤチは土鍋みたいなものだ。マエアナでたくさんだ。
「ルリコーとは……?」
と重箱面が言った。古い隠語だから知らないのも無理はない。これは俺も丸万との間で使っていたのだ。
「一の谷さ」
と俺は言ったが、相手にはまだ通じない。自分をキザだなと俺は思ったが、
「ケマンさ」
俺は俺と一緒にここに泊っている右翼の連中が、蹶起を前にしてミソギに行ったのを知っていた。この重箱面も行ったかどうかは知らないが、行かなかった俺は、たとえそのミソギを馬鹿馬鹿しいと軽蔑していても、マジメにミソギをやって身心を清めたつもりでいる相手に、露骨な言葉を言うのは何か憚られて隠語を使っていたのだ。