Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme

Aozora Bunko

とフケシが言った。

すると、どこからか、

「そういうおめえはクロトンビ……」

「悪かったな。こっちがクロなら、そっちはアカイヌ(放火)……」

やりかえすと、またどこからか、

「アカはアカでも、アカ(凶器)を持ったアカデ(強盗)もいる……」

「アカが三枚……アカタンときたね」

これはアカイヌだった。私語は禁じられている豚箱だから、もちろん小さな声で、

「そうは、いかねえ」

とクロトンビが言葉をはさんだ。

「ブタ箱の短冊じゃ、タンはタンでもブタ(イノシシ)のタンだ」

説明するまでもないことだが、これはリュウコの連中にはおなじみの花札のことで、花札のやれない豚箱ではこんな語呂合せの駄ジャレが、せめてもの楽しみなのだ。

「おっと待ちねえ」

と「牢名主」が貫禄のある声で、

「梅のアカよろしは、もうはいってら」

「あんたのことか? アカキリ(錠前切り)……?」

「俺のことじゃねえ。俺は梅毒じゃねえ」

「ウメはどいつだ……」

「ウメ印でもいいや、俺はアカガイ(女陰)が食いてえなあ」

「アカガイでなくて、アカ鬼(検事)にもうじきお目にかかれらあ」

「そいでアカ落ち(刑務所入り)……」

「赤いオベベか」