Japanische Klassiker mit Furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
そうした俺は、丸万が慷堂先生とやらについて、くどくどと喋りつづけるのを上の空で聞き流して――というのも、ほんきで聞いてたら、きっと腹が立つと思ったからで、だから、丸万に勝手にベシャ(しゃべ)らせておいて、俺はひとりで牛肉をパクついていた。
どうやら丸万は彼自身が慷堂先生にいささか惚れ込んでいるようだった。そう感じたが、俺がそのことにここで腹を立てたら、せっかくのご馳走がフイになる。それに俺たちはボル派とちがって、奴らの大好きなあの「理論闘争」なんてものは大嫌いだったし、同志の「自由発意」を尊重するのが俺たちの建て前だったから、俺は黙って俺の口を、喋るほうでなく食うほうに働かせていると、丸万のこんな言葉が俺の耳にはいった。
「孫文はあの場合、武漢革命には全く無縁だったから、自分が大総統に推されるとは夢にも思ってなかったらしい。黎元洪を彼は推していたんだ。その孫文が大総統になったのは、裏で調停役をやっていた張継の力なんだが、この張継はパリに亡命してたアナーキストなんだ」
このアナーキストという言葉に俺ははっとした。
「その張継というのは」
牛鍋の肉を俺は裏返しながら、