Japanische Klassiker mit Furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Lesen Sie いやな感じ (いやなかんじ) von 高見 順 (たかみじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 292.113 Zeichen · 587 Bildschirme
移動の許可がいる。その許可書を取ってやるから何万元出せと言って、許可書を高く売りつける、そういう新しい商売が発生したんですよ。そうしたぼろい儲け口が立派に成立している。軍に顔さえきけば、許可書を取るのはなんでもない」
「面白い商売だな」
と俺は言った。口さきだけで、腹はちがう。それを見抜いたかのように百成はニヤリとして、
「シナさんのほうとしたら、金をいくら出そうと、ぜひその物資搬出の許可書を手に入れたい。田舎に釘づけの物資をどうあっても持って帰りたい。そこで何万元だろうと金を出す。どうです。紙きれ一枚で、黙って大金がころげこんでくるという仕掛けですよ」
わざと下司な言い方をしているとも取れる。そう思わせる口調で、
「まだほかにも、こんな儲け口はいくらもある」
百成はニヤニヤ笑いをロクに投げて、
「事変のとき、シナさんは家をたたんで避難した。空屋がいっぱいできた。そいつを、シナさんが留守の間におさえちまって、ひとに売り飛ばす。この手でしこたま儲けたのがいる。しかし、一時の儲けにはこれがいいが、ほんとは売り飛ばすよりかおさえたままで人に貸すほうがずっと儲かる。