Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おとうさん

お父さん

林 芙美子

Lesen Sie お父さん (おとうさん) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.548 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

天井から豆がおちて来た

ねずみのイントクブッシかな

西どなりで水の音がする

これも金井君のうたったもの。僕はこんなのはつくれない。

「君、いまはね、天火のかまをつくってるんだよ。うまくパンが焼けそうなんだよ」

「何でもよく製造するんだなあ。金井製造会社だなあ」

僕がからかうと、金井君は、

「ああなんでもかたっぱしからつくるのさ、つくってる時、一番面白いよ。そのうち時計をつくろうかと思ってるんだぜ」

「へえ、時計、むずかしくないの」

「古くてどうにもならない時計があるからそれでぽつぽつ時計をつくろうと考えているのさ‥‥いいものつくってみせに来るよ」

僕のおとうさんも金井君の発明にはおどろいています。

勉強がすむと、さっそく金井君はらんちゅうのうたをつくりました。

はでなおじさんだなァ

黙っているから変だよ君は

ぬれたきものをいつかわかすの

どこへでも水をもって旅行している

らんちゅうのおじさん

どこから来たの君は

だまっているから

みんなが君を笑っているよ。

僕はなかなか金井君みたいにはやく出来ません。

「ハヴァハヴァ」

と、金井君がせきたてると、なおさら出来ないのです。ただ頭の中をパンのように大きい金魚がうろうろしています。