Japanische Klassiker mit Furigana
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
Lesen Sie キリスト教入門 (キリストきょうにゅうもん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.257 Zeichen · 234 Bildschirme
と言って、なお二日その地に留まった後、ベタニヤに行った。イエスはラザロの死んだことを知ったが、これを死より復活せしめようとするのである。ベタニヤに行くは、イエス自身パリサイ人の敵意の中にとび込むに等しい。十二弟子の一人なるトマスが他の弟子たちにむかって、「我らも行きて彼と共に死ぬべし」と言ったことから見て、緊迫した情勢を察することができる。
イエスがベタニヤの村に近づいた時、マルタは道に彼を迎えて、「主よ、もし此処にいまししならば、我が兄弟は死なざりしものを」と言った。マリヤも来て、同じ言葉をのべて泣いた。イエスはラザロをどこに置いたかを問うて、涙を流し、傍にいたユダヤ人らさえ感動して、「見よ、いかばかり彼を愛せしぞや」と言った。しかしその中のある者どもは、「盲人の目をあけし此の人にして、彼を死なざらしむること能わざりしか」と言った。
イエスは心を傷めつつ墓にいたり、蓋の石を除けさせ、目をあげて神に祈って後、声高く「ラザロよ、出できたれ」と呼ばわれば、死にし者布にて足と手とを巻かれたまま、墓より出て来た。この奇蹟を行なうに先だち、イエスはマルタにむかい、「我は復活なり、生命なり、我を信ずる者は死ぬとも生きん。