Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
Lesen Sie 不在地主 (ふざいじぬし) von 小林 多喜二 (こばやしたきじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.990 Zeichen · 141 Bildschirme
研究会の人が農村について云った。今のこの世の中の組織――しくみが変らない以上、どんな事をしても農民は駄目になって行く。勿論この忙がしい都会の制度に当てはまるように直して行くこと、例えば百姓がチリヂリ、バラバラに仕事をすると、どうしたってヒドイ目に会うから、まア協同組合、協同耕作、協同経営そんなものでも作って、中に入る猾るい商人に儲けさせない方法もある、然しそれも程度もので、ウマク行く筈がない。――だから、何んと云ったって、ドンドン小作争議をやって、小作人の生活を向上させて行くことだ。これより無い。――要するに、ロシアのように労働者と百姓だけで国を治めて行かない限り、どうしてもウマク行かない。――皆この意見だ。云われて見れば、どれもこれも胸へピンピン来るではないか。
農村に一国の政治、経済の中心地があったことがあるか。享楽、外交、流行、芸術の中心地であったことがあるか、――考えるさえコッケイだ。昔五つか六つでしかなかった「都会」が短い間にどんなに急激に殖えたか。――人口から云っても、もう半分以上は都会に集ってしまっている。これだけ見ても分る。然し「都会」