Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 340.187 Zeichen · 666 Bildschirme

Aozora Bunko

「なるほど。御姓名が丹下殿で丹下流――いや、これはおもしろい。しかし、せっかくだが今日は内仕合で、他流の方はいっさいお断りするのが当道場の掟となっておる。またの日にお越しなさい」

ゲッ! というような音を立てて、丹下左膳と名乗る隻眼の侍、咽喉で笑った。

「またの日はよかったな。道場破りにまたの日もいつの日もあるめえ。こら! こいつら、これが見えるか」

片手で突き出した板に神変夢想流指南小野塚鉄斎道場と筆太の一行!

や! 道場の看板! さては、門をはいりがけにはずして来たものと見える。おのれッ! と総立ちになろうとした時、

「こうしてくれるのだッ!」

と丹下左膳、字看板を離して反りかえりざま、

カアッ、ペッ!

青痰を吐っかけたは。

はやる弟子を制して大手をひろげながら、鉄斎が森徹馬をかえりみて思いきり懲らしてやれ! と眼で言うその間に左膳は、そこらの木剣を振り試みて、一本えらみ取ったかと思うと、はやスウッ! と伸びて棒立ち。裾に、女物の下着がちらちらする。やはり右手を懐中にしたままだ。カッとした徹馬、

「右手を出せ」

すると、

「右手はござらぬ」

「何? 右手はない? 隻腕か。