Japanische Klassiker mit Furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 340.187 Zeichen · 666 Bildschirme
かれらもまた乾坤二口をひとつにせんがため! であることはあの時、交戦の隙に首領らしい老人が宣示したところによって明らかであるが、それが、怪しきことこのうえなしと言うべきは。
そもそも……。
左膳の密命に端を発して、はからずも、過般来栄三郎と左膳の間に一大争奪戦が開始されていることは、局にあたる両者と、それをとりまく少数のもの以外、そして、世動運行をあやつる宿命の神のほかは、他に識る者もないはずなのに!
それだのに!
火事装束の五人組は、最初からすべてを見守っていたもののように、雲竜一庭に会して二つ巴をえがいているその期をねらって、ああして忽然と現場に割りこんで来たのであった。
剣の立つ逞しい侍が五人一隊をなして、左膳からは乾雲丸を、栄三郎からは坤竜丸を取りあげんものと、虎視眈々と暗中に策動しつつあるに相違ないのだ。
と仮りにきめたところで。
さて、雲と竜との相ひく二剣を一所におさめ得たとしても、五人組はそれをいったいどうしようというのだろう?
だが、こうなるとまた疑点はあとへ戻って、この一団の目的を推測するためには、何よりもまず彼奴らの本体を知らねばならぬ。