Japanische Klassiker mit Furigana
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ごかいのまど
五階の窓
平林 初之輔
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 平林 初之輔 (ひらばやしはつのすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.840 Zeichen · 30 Bildschirme
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そのほか、署長と、司法主任と、冬木刑事との間にはなお若干の会話が交わされた。そして、××署の捜査方針が決まって三人がひとまず解散したときは、時計は一時をだいぶ回っていた。
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「とうとう野田が拘引されたじゃないか」
「そういえば、昨夜――というよりも今朝だが、解雇工員が争議団の本部へ集合しているところを一網打尽に捕まったそうだよ、新聞にはまだ出ていないがね」
「ははあ。で、筆跡でもとってみたのかい?」
「うん。ところが、脅迫状の筆跡らしいのはないそうだ。もっともまだ専門家の鑑定を受けんとよくは分からんそうだがね? ときに、きみはだいぶこの事件に深入りしているようだが、何かきみのほうでもその後見つかったかい?」
「なに、小説家が道楽半分でやっているのに、たいしたことが分かってたまるもんかい。そんなことがあったら、その道の刑事の鼻の下が干上がるじゃないか?」
「でも、多少見当はついたろう?」
「犯人のかい?」
「うん」
「まったくつかんね? ただ、被害者は五階の窓から突き落とされたんでないことだけは分かったよ」
「そりゃ大発見だね、どうしてだ?」
「大発見なものか? ××署じゃぼくより先にそんなことは分かっているんだぜ。