Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ごかいのまど
五階の窓
森下 雨村
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 森下 雨村 (もりしたうそん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.990 Zeichen · 26 Bildschirme
でなきゃ、だれかが気がつくはずですもの」
「そりゃそうでしょう。しかし、殺してからが問題ですね」
「そこですよ。あなたがたの意見では、凶行はぼくたちが死体を発見した五分前ぐらいだという推定でしょう。すると、四時二十分ごろのことです。ビルディングの通勤者は大半退出したあとなのだから、昏倒した者を運んでいくくらいのことはなんでもないと思いますね。それに、あのタイピストが社長室を出たのは三時半で、北川が社長室へ入っていって社長がいないのを知ったのが四時十五分です。だから、その時からとしても二十分近い時間を、被害者はどこにいたのでしょう。そこが大いに疑問のあるところだとぼくは思いますね。しかも、瀬川が社長室を出るとき、ドアをノックした者があったので、それをさいわい出てきたというじゃありませんか。すると、おそらく被害者はその時だれかと会ったか、それとも一緒に部屋を出たかしたに相違ありません。もしその時、一緒に出ていったとすれば、三時半から四時半までどこにいたかということです。だれも、それを見た者がないというのは怪しいじゃありませんか」
「…………」
冬木刑事は返事の代わりに、いかにもといったふうに一つ大きくうなずいた。